ソース使いでよりおいしく。
新じゃがのおいしい季節です。みずみずしくて火通りも早いからサラダはもちろん、私はよく薄切りにしてオーブン焼きにしています。味のポイントになるのがビーフシチューのルウを溶かしたデミグラス風ソースと生クリームの組み合わせ。このソース使いにフレッシュなディルの香りとチーズの香ばしさを加えて焼き上げます。ワインのつまみや肉料理のつけ合わせにもぴったりで、手軽でおいしいから何度も作りたくなります。
じゃがいものオーブン焼き
ディルが余ったらディルソースに
さわやかなディルの香りが私は好きで、今回はじゃがいものオーブン焼きに少し入れてみました。使いかけは細かく刻んでマヨネーズと混ぜ、よくディルソースにしています。濃度は牛乳やヨーグルトで調節し、好みで塩、こしょう。アジフライや魚のソテーにかけるとおいしくて、ゆでたじゃがいもをあえるだけでも風味が増します。さらにゆで卵やピクルスを刻んで加えればタルタルソースのようにも。ディルはかたい軸を除き、細い葉先に包丁を軽く当ててリズミカルに刻みます。こうするとべたつかず、ソースにさらっとなじみます。
今回のスパイス&ハーブ
S&B 栗原はるみのビーフシチュー
栗原家で長年作り続けてきたビーフシチューを再現。小麦粉をバターでじっくり炒めたルウの香ばしさと赤ワインの風味が特徴のブラウンソースに、3種の牛だしからとったビーフブイヨンを加えた、素材のうまみとコクが生きた味わい。安心の化学調味料無添加で、使いやすいパウダールウ。