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何度でも作りたいわが家の定番、スパイスシフォンケーキ

シナモンパウダーやキャラウェイシードなど、スパイスがたっぷり入ったシフォンケーキです。これは専業主婦だったころ、ドイツ人の宣教師の奥様に習ったレシピ。初めて食べた時の感動は、今でも忘れられません。誰よりも上手に焼けるようになりたくて、何度も練習した思い出の味。私にお菓子作りの楽しさと、続けることの大切さを教えてくれたケーキです。ぜひ作ってみてくださいね。


スパイスシフォンケーキ

【材料】(直径21cmシフォン型 1台分)
卵 大6個
グラニュー糖 3/4カップ(130g)
サラダ油 1/3カップ
水 1/3カップ
薄力粉 120g(1カップ強)
ベーキングパウダー 小さじ2
A〔S&B シナモン(パウダー)大さじ1/2 S&B オールスパイス(パウダー)小さじ1 S&B クローブ(パウダー)小さじ1 S&B キャラウェイシード 大さじ1
粉糖 適宜

【作り方】
 オーブンは170℃に予熱しておく。
 卵は卵黄と卵白に分ける。
 卵黄にグラニュー糖の半量を入れて混ぜ、泡立て器でもったりするまでよく混ぜる。
 サラダ油と水を順に加えてよく混ぜる。
 ④に薄力粉、ベーキングパウダーを合わせてふるい入れ、泡立て器でさっくりと混ぜ、Aのスパイスを入れ、生地に粉っぽさがなくなりなめらかになるまで混ぜ合わせる。
 別のボウルに卵白をハンドミキサーで6分立てに泡立て、残りのグラニュー糖を加えて角がしっかりと立つまでかたく泡立てる。
 ⑤に⑥の1/3量を入れてゴムべらでよく混ぜ合わせ、残りのメレンゲを2回くらいに分けて加え、泡をつぶさないように白いところがなくなるまで手早く混ぜる。
 生地を少し高い位置から型に流し入れる。型ごととんとんと2~3回台に落とし、余分な空気を抜く。
 170℃に予熱したオーブンで45~50分焼いて取り出し、逆さにして蒸れないように型の中央を容器で支え、よく冷ます。
10 型の内側と中央にナイフを差し込んで、型を傷つけないようにていねいに型からはずし、底の部分もはずす。
11 食べやすく切って器に盛り、好みで粉糖をふる。

大切にしているシフォンケーキの型

スパイスシフォンケーキを習ったのは、もう40年以上前のことです。
当時の日本では、まだシフォンケーキの型が簡単には手に入りませんでした。この味に夢中になってしまった私は、「上手に焼けるようになりたい。どうしてもシフォンケーキの型がほしい」そう思って、ケーキを習った友達と一緒に板金屋さんに相談し、特注で作ってもらいました。

ヨーロッパサイズの大きなシフォンケーキの型は、当時自宅にあったオーブンには入りません。玲児さんが、このために大きなオーブンを買ってくれたのがうれしくて。特注のケーキ型と、新しいオーブンを使って、毎日のように特訓しました。

スパイスシフォンケーキは、香りがよく、甘さも控えめで、お酒にも合います。私はよく赤ワインと合わせています。スタッフやお客様には、お腹のすき具合に合わせてカットを。みんなでこのおいしさを分かち合う時が、今でもとても幸せです。

今回のスパイス&ハーブ

(左から)
S&B シナモン(パウダー)

甘い独特の風味が特徴のスパイスです。アップルパイ、焼リンゴ、ドーナツ、クッキーなどのお菓子類はもちろんのこと、中華風の煮物の風味付けなどにもよく合います。

S&B オールスパイス(パウダー)
甘くさわやかな香り。クッキー、ケーキ、カレー、ハンバーグなどに最適です。

S&B クローブ(パウダー)
菓子や肉料理に合う、甘くてスパイシーな香りが特徴。フルーツケーキ、焼リンゴ、紅茶、ハンバーグ、ビーフシチューなどに最適です。

S&B キャラウェイシード
パンやチーズによく合うさわやかな香りと甘味が特徴。パン、クッキー、ザワークラウト、ケーキなどに最適です。

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