洋風にもぴったり。私の山椒の使い方
山椒は和食のイメージが強いかもしれませんが、私は和風・洋風を問わず、いろんな料理に使っています。独特の爽やかな風味は、肉料理にもよく合います。今回は、牛肉のステーキに合わせて山椒ソースを作ってみました。ソースが余ったら、サラダのドレッシング代わりにしたり、チャーハンなどに使うのもいいと思います。いろんな料理で、山椒の香りを楽しんでみてください。
牛ステーキ 山椒ソース
【材料】(2人分)
牛肉（ステーキ用） 2枚
ブロッコリー 1/2株
塩・こしょう 各少々
サラダ油 適量
山椒ソース(作りやすい分量)〔みりん1/4カップ しょうゆ3/4カップ 砂糖大さじ1 だし昆布5㎝角1枚 S&B 山椒（ホール）大さじ1〕
里芋のマッシュ(2人分)〔里芋4個(300ｇ) 牛乳大さじ1 生クリーム大さじ1 塩少々〕
ごはん・漬けもの 各適量
【作り方】
１ 山椒ソースを作る。小鍋にみりんを入れて火にかけ、煮立ったら弱火でしばらく煮詰めてアルコールをとばし、火を止めて熱いうちにしょうゆ、砂糖、昆布、山椒を加えて2～3時間以上おく。（昆布は一晩おいたら取り出す。）
２ 里芋のマッシュを作る。里芋は洗って皮をむいて半分に切り、鍋に入れてかぶるまで水を加えて火にかける。煮立ったら一度ゆでこぼし、洗ってぬめりを取る。きれいにした鍋に戻し入れ、かぶるまで水を加えて火にかける。煮立ったら蓋をして弱火にし、やわらかくなるまで10～15分ゆでる。充分にやわらかくなったら水気をきり、鍋を少し火にかけて水分をとばしてから熱いうちにマッシュする。牛乳、生クリームを加えて塩で味を調える。
３ ブロッコリーは大きいまま縦に1.5㎝厚さくらいにスライスする。
４ グリルパン(またはフライパン)にサラダ油を熱し、塩、こしょうをふった牛肉を焼く。牛肉の脇でブロッコリーも同時にこんがりと焼く。
５ 好みの加減に火を通した牛肉を器に盛り、里芋のマッシュ、ブロッコリーを添え、山椒ソースをかける。ごはん、好みの漬けものを添えていただく。
赤ワインとともに。わが家の「ステーキ定食」
山椒ソースを添えた牛ステーキに、焼き野菜と炊きたてのご飯をセットにして、ステーキ定食のように盛り付けてみました。山椒ソースは野菜やご飯にかけてもおいしい。赤ワインと一緒に、休日のランチを少し贅沢に楽しみましょう。
山椒の使い方
私は山椒が大好き。生の実山椒が手に入るときには、佃煮などにして冷凍しています。
乾燥タイプの山椒は、いつも常備している手作りの七味には欠かせません。
ミルで挽くのも便利ですが、すり鉢で潰し、好きな大きさにして楽しむのもおすすめ。麺料理はもちろん、サラダにもよく合います。使う直前にすり潰して、香りを楽しみましょう。
今回のスパイス＆ハーブ
S&B ミル付き山椒の実
厳選した山椒の実を使用。ミルが付いているので、挽きたてのさわやかな風味とピリリとした辛味が楽しめます。焼き鳥、鰻の蒲焼、吸い物などに最適です。