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私とクリーム味のレシピと

家族の好きな味を覚えて喜ばせたい

私の味は、料理上手な母の作ってくれた和食に原点がありますが、結婚をきっかけに洋風好みの夫と暮らす中で、味のトビラが大きく開きました。よく連れて行ってもらったお店のメニューを私なりにアレンジしたり、味に厳しいだけでなく作るのも上手だった夫にドレッシングやパスタソース、ステーキの好みの焼き方などを教えてもらったり。和洋を超えて料理のおいしさや楽しさに気づき始めたのもこのころからです。
家族の好きなものを知り、喜ばせたい気持ちがあると得意なレシピもどんどん増えていき、それが毎日料理を続けていくがんばりにもつながった気がします。

うちの家族はクリーム味が大好き

うちの夫は、野菜のポタージュやシチュー、グラタン、クリームリゾットやパスタ、クリームコロッケなどたっぷりのホワイトソースや生クリームを使ったクリーミーな料理が大好きでした。私も夫に「君の料理はおいしいね」とほめてもらいたくて、いつもホワイトソースから丁寧に作っていました。子どもたちも小さいころからこういう料理を食べていたので、クリームシチューやマカロニグラタンなどはすっかり「母の味」になっているようです。

私の作るクリームシチューがルウになりました

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ホワイトソースはバターで小麦粉を炒めてから牛乳で溶きのばす、シンプルな手順です。でもあわてて作るとダマになりやすく、ちょっと手間もかかります。時間のないときはこれにかわる市販のものがあると両方使い分けられてうれしい、というのも私の本音です。
エスビー食品から、わが家のクリームシチューを手軽なルウにしたいというお話をいただき、まず開発チームのみなさんにうちで私のクリームシチューを食べていただきました。チキンブイヨンのコクや丁寧にのばしたホワイトソースのなめらかさ、ほっとするような手作り感を喜んでいただき、開発が始まりました。時間をかけて試作と修正を重ね、でき上がったのが「栗原はるみのクリームシチュー」です。
フレークよりさらに細かいパウダー状は画期的で、さっと溶けます。パウダー状になってクリームのおいしさが増したとも聞きました。少量から使いやすいのでシチューに限らず、クリーム味のレシピを考えるのがとても楽しくなりました。

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「栗原はるみのクリームシチュー」を使った、中華風の「白菜のクリーム煮」。アレンジの幅が広いのも、この商品のよいところです。

おいしいクリームシチューを手軽に作りましょう

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クリームシチューには鶏肉がよく合います。野菜は身近にある玉ねぎ、にんじん、じゃがいもを基本に、ブロッコリーなど季節の野菜を1つ加えると味と見ために変化が出ます。具を少し大きめに切れば盛りつけたときにごちそう感が増しますが、小さく切れば食べやすく、火通りも早くなります。

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鶏肉から炒め、にんじん、じゃがいもを加えて表面の色が変わるくらいに炒めたら玉ねぎを入れてさらに少し炒めます。分量の水を加えて沸騰したらアクを取り、鍋の蓋を少しずらして野菜がやわらかくなるまで煮ます。いったん火を止めて牛乳を入れ、パウダー状のルウを加えて溶かし、下ゆでしたブロッコリーを加えて少し煮込めばなめらかなクリームシチューのでき上がりです。

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おいしくできる手軽なルウがあると、忙しいときも気持ちに少しゆとりが生まれます。毎日の料理はこういう小さな積み重ねで、もっと気楽に自由に楽しめるのかもしれませんね。
寒さを迎えるこれからの季節、おいしいクリームシチューで温まってみてください。