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スパイスとハーブで仕上げて、香りを楽しむパエリア

ターメリックとパプリカを加えて炊いたら、ドライのオレガノ、コリアンダーとクミンで仕上げる香りのいいパエリアです。クセもなくあっさりしているので、子どもでも食べやすいと思います。彩りよく野菜と鶏肉、エビを組み合わせて、見た目も豪華に。おもてなしにもぴったりです。仕上げのスパイスとハーブは好みで調整してみてください。


パエリア

【材料】直径30cmのパエリア鍋(4人分)
米(洗わない) 2カップ
鶏もも肉 1枚(約250g)
エビ 8尾
ズッキーニ 1本
ピーマン 2個
赤ピーマン 2個
にんにく(つぶす) 1片
玉ねぎ 1/4個(約50g)
オリーブオイル 大さじ2~3

A 〔スープ(顆粒コンソメ小さじ2を湯2カップに溶いたもの) S&B ターメリック(パウダー)・S&B パプリカ(パウダー)各小さじ1 塩・S&B ブラックペッパー(あらびき)各少々 S&B オレガノ少々 S&B コリアンダー(パウダー)・S&B クミン(パウダー)各少々 レモン適量

【作り方】
 鶏肉はひと口大に切る。
 エビは尾側の一節を残して殻をむき、背ワタを取り除く。
 玉ねぎはみじん切りにする。
 ズッキーニは2cm幅の輪切りにする。
 ピーマン、赤ピーマンは縦半分に切って種とワタを取り除き、横半分に切る。
 Aのスープにターメリックとパプリカのパウダーを加え、よく混ぜ合わせておく。
 フライパンにオリーブオイルを熱し、エビを炒めて軽く塩とブラックペッパーを加えたら、取り出す。
 同じフライパンにオリーブオイルを足してにんにくを入れ、香りが出たら鶏肉を皮目から、ズッキーニ、ピーマンも加えて両面にこんがりと焼き色を付けて焼き、塩、ブラックペッパーをふる。(表面に焼き色がつけば中まで火が通らなくてよい)
 ⑧に合わせてパエリア鍋にオリーブオイルを熱し、玉ねぎを炒めてしんなりしたら米を加えて炒める。まわりが透き通ってきたらAのスープを加え、⑧の鶏肉、野菜を並べ、エビものせる。煮立ったら蓋をし、弱火にして約10分炊く。さらに、最後に30秒~1分強火で加熱してから火を止め、そのまま約10分おいて蒸らす。
10 蒸らし終えたら仕上げにオレガノ、コリアンダーとクミンパウダーをふる。器に盛り、好みでレモンを添える。

お皿に盛りつけてから、自分好みのハーブやスパイスを足してみるのも楽しい。

スパイスを使うコツ ~ターメリックとパプリカ~

スパイスを、もっと気楽に使ってほしい。今回パエリアに使ったターメリックとパプリカの使い方を紹介します。

ターメリックはカレーだけというイメージですが、それだけではもったいない。肉、魚、米、豆、野菜、どんな食材にも合います。揚げ物の下味に使ったり、ターメリックライスを炊いたり、レンズ豆を煮るときもおすすめ。

パプリカは煮込み料理によく合います。私はハンガリーの郷土料理「グーラッシュ」が好きで、よく作るのですが、パプリカパウダーが欠かせません。サラダや揚げ物、グラタンなどの彩りにもなって、とても使い回しが効くスパイスです。

スパイスをいつ料理に入れるか迷う人もいると思いますが、自由でいいのです。まずは使い慣れるということが大切。好きなタイミングで入れてみて、少しずつ自分好みに変えていけばいいと思います。

ホールタイプのスパイスは、使う直前につぶすと香りが引き立ちます。

今回のスパイス&ハーブ

(左から)
S&B ターメリック(パウダー)

日本名は「うこん」。カレーに代表されるように、料理を黄色に色付ける働きをします。カレー、スープ、ターメリックライス(米3カップに小さじ1/3)などに最適です。

S&B パプリカ(パウダー)
唐辛子の仲間で辛みのない品種「パプリカ」を粉末状にしたもので、料理の仕上げに赤い彩りを添えます。サラダ、ロールキャベツ、スープ、ハンガリーの煮込み料理「グーラッシュ」などに最適です。

S&B オレガノ
さわやかでやや野性的な強い香りが特徴です。特にトマトとの相性は抜群で、ピザ、トマトソース、オムレツ、トマト料理などにおすすめです。

S&B コリアンダー(パウダー)
カレーによく使われる爽やかな香り。カレー、ソーセージ、卵料理、クッキーなどに。

S&B クミン(パウダー) 
インド料理には欠かせない強い香りが特徴です。カレー、チリコンカン、挽肉料理、コロッケなどに最適です。

S&B ブラックペッパー(あらびき)
さわやかな強い香りとピリッとする辛みが特徴で、幅広い料理によく合います。粒のまま煮込んだり、ミルで挽いて挽きたての香りをお楽しみください。ポトフ、ステーキ、野菜炒めなどに。