スパイスとハーブで仕上げて、香りを楽しむパエリア
ターメリックとパプリカを加えて炊いたら、ドライのオレガノ、コリアンダーとクミンで仕上げる香りのいいパエリアです。クセもなくあっさりしているので、子どもでも食べやすいと思います。彩りよく野菜と鶏肉、エビを組み合わせて、見た目も豪華に。おもてなしにもぴったりです。仕上げのスパイスとハーブは好みで調整してみてください。
パエリア
スパイスを使うコツ ~ターメリックとパプリカ~
スパイスを、もっと気楽に使ってほしい。今回パエリアに使ったターメリックとパプリカの使い方を紹介します。
ターメリックはカレーだけというイメージですが、それだけではもったいない。肉、魚、米、豆、野菜、どんな食材にも合います。揚げ物の下味に使ったり、ターメリックライスを炊いたり、レンズ豆を煮るときもおすすめ。
パプリカは煮込み料理によく合います。私はハンガリーの郷土料理「グーラッシュ」が好きで、よく作るのですが、パプリカパウダーが欠かせません。サラダや揚げ物、グラタンなどの彩りにもなって、とても使い回しが効くスパイスです。
スパイスをいつ料理に入れるか迷う人もいると思いますが、自由でいいのです。まずは使い慣れるということが大切。好きなタイミングで入れてみて、少しずつ自分好みに変えていけばいいと思います。
今回のスパイス&ハーブ
(左から)
S&B ターメリック(パウダー)
日本名は「うこん」。カレーに代表されるように、料理を黄色に色付ける働きをします。カレー、スープ、ターメリックライス(米3カップに小さじ1/3)などに最適です。
S&B パプリカ(パウダー)
唐辛子の仲間で辛みのない品種「パプリカ」を粉末状にしたもので、料理の仕上げに赤い彩りを添えます。サラダ、ロールキャベツ、スープ、ハンガリーの煮込み料理「グーラッシュ」などに最適です。
S&B オレガノ
さわやかでやや野性的な強い香りが特徴です。特にトマトとの相性は抜群で、ピザ、トマトソース、オムレツ、トマト料理などにおすすめです。
S&B コリアンダー(パウダー)
カレーによく使われる爽やかな香り。カレー、ソーセージ、卵料理、クッキーなどに。
S&B クミン(パウダー)
インド料理には欠かせない強い香りが特徴です。カレー、チリコンカン、挽肉料理、コロッケなどに最適です。
S&B ブラックペッパー(あらびき)
さわやかな強い香りとピリッとする辛みが特徴で、幅広い料理によく合います。粒のまま煮込んだり、ミルで挽いて挽きたての香りをお楽しみください。ポトフ、ステーキ、野菜炒めなどに。