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仕上げに花椒をたっぷりと。香りが広がるきのこ春雨

軽い食事やお酒のおつまみになる、きのこ春雨。きのこはいくつかの種類を組み合わせると食感が楽しめます。油で炒めず、調味料を煮立たせた中にきのこを入れて火を通すのがコツ。きのこから出るだしを春雨が吸って、味がまとまります。仕上げには、直前につぶした花椒をたっぷりと。好みでおかずラー油とパクチーをのせていただきます。できたてあつあつはもちろん、冷めてもおいしいので常備菜としてもおすすめです。


きのこ春雨

【材料】作りやすい分量
しいたけ 1パック(120g)
しめじ 1パック(100g)
エリンギ 1パック(100g)
まいたけ 1パック(100g)

A〔醤油大さじ4 みりん大さじ2 砂糖大さじ1 

春雨(乾) 100g
ごま油 適量
S&B 花椒(ホール)すりつぶす 適量
S&B 香ばし旨い! おかずラー油 適宜
S&B フレッシュハーブ パクチー 適宜

【作り方】
 しいたけは石づきを取り、5~6mm厚さの薄切りにする。
 しめじは石づきを取り、小房に分ける。
 エリンギは石づきがあれば落とし、長さを半分に切ってから縦に5~6mm厚さの薄切りにする。
 まいたけは石づきを取り、小房にほぐす。
 春雨は熱湯でゆでてざるに上げ、水気をよくきって長い場合は食べやすく切る。
 鍋にAを合わせて火にかけ、煮立ったらきのこをすべて入れて強火から中火で混ぜながら蓋をして少し煮る。きのこの水分が出てきたら一度火を止めて春雨を入れ、汁気を吸わせるように混ぜる。再度火にかけ、全体が熱くなったら火を止め、ごま油、花椒を加え混ぜる。
7 器に盛り、好みで食べるラー油をかけ、パクチーを添えていただく。

大好きな花椒

私は花椒の香りが大好き。独特の辛みと少し舌に感じる痺れも、くせになります。麻婆豆腐や麻婆茄子など中華料理をよく作るので、いつもキッチンに花椒は欠かせません。花椒は、日本の山椒と同じくミカン科の植物。柑橘系なので、チョコレートにもよく合います。

花椒の香りをしっかりと引き出すためには、使う直前につぶすのがコツ。わが家ではずいぶん前にタイで買ってきた石臼のすり鉢を愛用しています。ミルでもいいのですが、すり鉢なら好きな大きさにつぶせるので便利です。

お子さんや、花椒に慣れていない人がいる場合は、様子を見ながら少しずつ料理に加えていくといいでしょう。スパイス全般に言えることですが、はじめからたくさん入れてしまうと、強い香りに苦手意識を持たれてしまうことがあります。まずは、慣れることから。好きなスパイスが増えることで、食卓はさらに豊かになっていくと思います。

今回のスパイス&ハーブ

(左から)
S&B 花椒(ホール)
さわやかな香りと、ピリッとした辛味のある中国産山椒。山椒のピリリとした刺激味とさわやかな芳香は、から揚げや衣揚げなどの中国料理によく合います。魚料理にも用いられます。

S&B 香ばし旨い! おかずラー油
たっぷりの具材感と、油のバランスにこだわった具入りラー油です。ラー油、フライドガーリック、ローストアーモンド、辣醤の組み合わせによる絶妙な美味しさ。

S&B フレッシュハーブ パクチー 
葉から根まで使えるハーブ。エスニック料理の決め手に。